福島原発汚染水の海洋放出に対応 韓国外交部がTF設置
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2023.03.03 08:20
【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部が東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出に対応するため、同部内に臨時のタスクフォース(TF、特別チーム)を設置したことが3日、分かった。
外交部は昨年12月、各官庁との業務協力を加速させるため、小規模のTFを立ち上げたという。尹鉉洙(ユン・ヒョンス)気候環境科学外交局長がTF長を務めている。
同TFは韓国政府の合同TFとは別に設置された臨時組織だ。韓国政府は2018年10月、国務調整室や外交部、科学技術情報通信部、海洋水産部など10の官庁が参加する合同TFを立ち上げ、汚染水問題に対応している。
外交部が別のTFを設置したのは汚染水を検証する国際原子力機関(IAEA)の最終報告書の準備が最終段階に入り、海洋放出の開始が近づいていることを受け、同問題に体系的に対応し、業務連携を効率化させる目的とみられる。
日本政府は汚染水の海洋放出を巡り、今春から夏ごろの開始を見込んでいる。
kimchiboxs@yna.co.kr