ウクライナへの武器支援 「現在は考慮せず」=韓国首相
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2023.03.03 13:57
【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は3日に報じられた米CNNテレビのインタビューで、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの武器支援を考慮しているかどうかを問われ、「現在はしていない」と答えた。ウクライナへの1億3000万ドル(約180億円)規模の追加支援方針を説明しながら、「殺傷武器の支援に関してはまだ決定していない」とも述べた。
「現在は」「まだ」という言葉を使ったことから、今後の状況変化によっては韓国政府が立場を変える可能性もありそうだ。
北朝鮮に関しては、非核化を促すとともに対話を図る姿勢を改めて示した。韓氏は「韓国は北が核に関する強い野望を捨てるなら米国とともに対話できるとするスタンスを表明している」とし、「北がこれに応えていないのは残念だ」と語った。
韓国の核武装の可能性に関しては、「世論調査では韓国が核を再保有すべきとの意見があるが、正しい道だとは思わない」と述べた。「同盟国の米国、可能なら日本など他の国々と協力して北の非核化に向け持続的な圧力を加えていくべきだ」と強調した。米国の戦術核の再配備をはじめとする核武装論に距離を置く政府の姿勢を重ねて示したものとみられる。
tnak51@yna.co.kr
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