「スラムダンク」ヒットで高まるバスケ熱 教室盛況=韓国
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2023.03.05 10:35
【ソウル聯合ニュース】韓国で日本のバスケットボール漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」を原作とするアニメーション映画「THE FIRST SLAM DUNK」の大ヒットを受け、バスケットボール人気が高まっている。
韓国で1月4日に公開された同作は、1990年代に原作漫画に親しんだ30、40代を中心にロングヒットしている。韓国映画振興委員会が5日発表した集計によると、累観客動員数は約381万8000人を記録。韓国で公開された日本映画で観客数トップだった「君の名は。」(約380万2000人)を抜いて歴代1位に浮上した。
原作漫画を知らない20代の観客も集め、大学生もバスケットボールの魅力を再発見している。
ソウルの大学のバスケットボール同好会会長は、先月に会員募集の告知を出したところ、「『スラムダンク』の公開後にバスケットボールに興味を持った」という入会希望者が相次いだと話した。
社会人を対象にしたバスケットボール教室も映画のヒットを受けてにぎわっている。首都圏のトレーニングセンターの関係者は「映画公開後、年代を問わずにバスケットボールへの関心が高まっていると感じる」とし、「20~30代はプレーしてみたくて訪れ、40代は昔の思い出に浸るためにバスケットボールを再開する」と話した。会員登録数は20~30%増えたという。
バスケ人気は10代も例外ではない。少年スポーツクラブの関係者は、普段はさまざまなことを口実に欠席していた子どもたちがしっかり出席するようになったと説明。「映画に出てくる技術を教えて」という生徒もいると語った。
ikasumi@yna.co.kr