韓国高官 福島汚染水放出で「日本は責任ある対応を」=IAEA理事会
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2023.03.07 08:25
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の李度勲(イ・ドフン)第2次官は6日(現地時間)、オーストリアで国際原子力機関(IAEA)の定例理事会に出席し、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出に関し、日本側の責任ある対応を求めた。
外交部によると、李氏は福島第1原発の汚染水が科学的、客観的な観点で安全に、かつ国際法と国際基準に沿って処理されるべきだとする韓国政府の立場を表明した。
IAEAに対し、汚染水放出計画の検証結果を含む報告書を速やかに公表するよう要請。IAEAの活動の透明性を高めるため、韓国など利害関係国の専門家や研究機関が持続的に検証に加わる必要があると強調した。
李氏は今回の理事会出席を機に、福島第1原発の汚染水放出に関する安全性検証のため4回訪日したIAEA原子力安全・核セキュリティー局のカルーソ調整官に会い、IAEAの今後の検証計画を話し合った。
また、多核種除去設備(ALPS)で放射性物質を取り除いた処理済み汚染水の成分分析を進めているIAEA傘下の研究所を訪れ、迅速な結果公表を求めた。
mgk1202@yna.co.kr