K―POPアルバム購入目的は「グッズ収集」 CD利用5%超のみ=韓国調査
【ソウル聯合ニュース】韓国消費者院は7日、K―POPファンの52.7%がグッズ収集を目的にアルバムを購入したことがあり、CDによる音楽鑑賞を目的とする消費者は5.7%にとどまったとする調査結果を発表した。
K―POPのグッズを有料で購入したことがある消費者500人を対象とする調査(複数回答)の結果、アルバム(全体の78.9%)、フォトカード(55.6%)、応援グッズ(43.4%)などの商品を年平均4.7回購入したことが分かった。
平均購入金額は「5万ウォン(約5200円)から~10万ウォン以下」が27.6%で最も多かったが、100万ウォン以上支出したという回答も2.8%あった。
また、マーケティングに関して改善が必要な部分は、配送遅延(29.0%)、理不尽な価格設定(20.6%)、グッズのランダム封入方式(15.2%)などが挙げられた。
アルバムを購入する理由(複数回答)としてはアルバム収集(75.9%)が最も多かったが、グッズ収集(52.7%)、イベント応募(25.4%)と答えた消費者も多かった。
ランダムグッズを手に入れるためにアルバムを購入した経験がある消費者194人は同じアルバムを平均4.1枚購入し、90枚以上購入したというケースもあった。
一方、調査対象者の83.8%が音源・動画ストリーミングで音楽を聞くと答え、CDを利用する消費者は5.7%にとどまった。
アルバムと連携したマーケティングの実態を調査するため、販売量の多いアルバム50枚を確認した結果、フォトブック、ケースなど細かい仕様によって128種類の商品があり、アルバム1枚当たり平均2.6種類のバージョンに分かれていた。
調査対象となったアルバムのうち、CDが含まれないデジタルアルバム仕様は11枚(22.0%)にとどまっており、消費者院はグッズを集めるために不要なCDを大量に購入して捨てる行為をなくすためにデジタルアルバムの発売を拡大するなどの対策が必要だと指摘した。
ynhrm@yna.co.kr