万博候補地の韓国・釜山市 海外メディア招き魅力をアピール
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2023.03.07 19:38
【釜山聯合ニュース】韓国南部の釜山市は7日、韓国に駐在する主な海外メディアの関係者を招待し、2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致に向けた準備状況を紹介した。
万博開催地を決める博覧会国際事務局(BIE)の調査団が4月に同地を視察する予定で、これに先立ち釜山の魅力を海外に向けて積極的に知らせた。
同日行われたプレスツアーには、米ワシントンタイムズ、英デイリー・テレグラフ、日本のNHK、中国の新華社などに所属する特派員14人が参加した。
同ツアーには韓悳洙(ハン・ドクス)首相と釜山市の朴亨埈(パク・ヒョンジュン)市長が参加。自ら釜山の万博開催能力を説明した。
一行は「2030釜山」などと記された燃料電池車(FCV)のバスに乗り、釜山港北港に設置された広報ブースに移動。朴市長から準備状況の説明を受け、万博開催予定地を見学した。
また、朝鮮戦争時に避難してきた人たちが山の斜面に家を建てたことで形成された独特な雰囲気の残る地域、甘川文化村を訪問した。韓首相は「朝鮮戦争で避難民が集まった釜山は、その痛みを乗り越えて世界的な積み替え港に成長した」とし、2030年万博を釜山で開くことで、高度成長の経験を世界と共有すると話した。同地域にあるBTS(防弾少年団)メンバーが描かれた壁画の前では、BTSが釜山に万博を誘致するための広報大使として活動していることが紹介された。
yugiri@yna.co.kr