中国からの渡航者へ 入国前コロナ検査の義務廃止=韓国
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2023.03.11 06:00
【ソウル聯合ニュース】韓国政府が新型コロナウイルスの水際対策として、中国からの渡航者に義務付けていた入国前の検査と検疫情報事前入力システム(Q―CODE)への登録が11日、廃止された。
政府は中国で昨年末ごろ新型コロナの感染が拡大したことを受け、1月2日以降、中国からの渡航者に対する韓国入国前後の新型コロナ検査義務化、中国人への短期ビザ(査証)発給制限、中国発の航空便の増便停止といった厳しい措置を取ってきた。
その後、中国における新型コロナの感染状況が安定したことを受け、韓国政府は中国人への短期ビザ発給を先月11日に再開し、航空便の増便制限は同17日に解除した。中国からの航空便の到着を仁川国際空港に限定していた措置も今月1日に解除され、韓国到着後の新型コロナPCR検査義務も1日付で廃止した。
中央災難(災害)安全対策本部は「中国の新型コロナの感染状況が安定化したという判断による決定」と説明した。
世界保健機関(WHO)によると、中国の新型コロナの新規感染者数は昨年12月第4週の4047万5000人から2月第4週には7万7000人に減った。また先月26~28日の3日間に中国から韓国に入国した人の陽性率は0.7%程度だった。
yugiri@yna.co.kr