米ハーバード大教材の韓国関連誤記 市民団体の働きかけで修正
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2023.03.16 12:02
【ソウル聯合ニュース】米ハーバード大経営大学院で使用する教材「KOREA」の韓国に関する誤記が、インターネット上などで民間外交を行う韓国市民団体VANKの要求により修正された。
VANKによると、ハーバード大経営大学院は「日本は35年間、韓国の経済を日本の経済と統合した」とする同教材の記述について、先月発行した改訂版で「日本が韓国を武力で同化させようとした」と修正した。「この期間(35年間)に韓国は産業化し、教育、行政、経済システムも近代化した」という誤記は「同期間に韓国のインフラは向上したが、こうした発展は主に日本の利益のためのものだった」と改めた。
改訂版では、韓国の概要を説明する箇所で「韓国は北側は北朝鮮、西側は黄海、東側は東海(East Sea)と国境を接している」と記述し、地図上の「日本海(Sea of Japan)」という表記を東海と日本海を併記した「East Sea(Sea of Japan)」に変更した。独島には「Dok」という表記を加えた。
教材の修正はVANKの青年研究員が働きかけた。昨年9月に韓国に関する誤記の是正を求める書簡を執筆者の教授や経営大学院側に送ったところ、10日後に修正を検討するとの回答があり、5カ月で修正が実現したという。
VANKの朴起台(パク・ギテ)団長は「世界中の大学や教育分野で使用される資料の韓国に関する誤記を正す活動を続けていく」とコメントしている。

「KOREA」の改訂版では「Sea of Japan」が「East Sea(Sea of Japan)」に変更され、独島には「Dok」という表記が加わった(VANK提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
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