尹大統領「不幸な歴史克服し新たな時代へ」 岸田首相と共同会見
【東京聯合ニュース】日本を訪問した韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は16日午後、岸田文雄首相と首脳会談を行った。尹大統領は会談後に開いた共同記者会見で、「今年は過去を直視し、相互理解と信頼に基づいた関係を発展させるため、1998年に発表された『金大中・小渕共同宣言(韓日パートナーシップ宣言)』から25年になる年」として、「宣言の精神を発展的に継承して両国の不幸な歴史を克服し、韓日協力の新たな時代を開く第一歩となった」と強調した。
尹大統領は1泊2日の日程で日本を訪れた。
尹大統領は日本について、「自由、人権、法治の普遍的な価値を共有し、安全保障、経済、グローバルアジェンダで共同の利益を追求する最も近い隣人であり、協力しなければならないパートナー」として、「(首脳会談では)これまで冷え込んでいた両国関係により両国の国民が直接・間接的に被害を受けたということに共感し、韓日関係を早期に回復していくことで一致した」と述べた。
また、「安全保障、経済、人的・文化交流などさまざまな分野でも協力を拡大するための議論を加速させることにした」とし、「外交、経済当局間の戦略対話をはじめ、両国の共同利益を議論する協議体を早期に復元することで合意した」と述べ、国家安全保障会議(NSC) レベルの「韓日経済安保対話」を発足させる方針を明らかにした。
徴用問題に関しては、「わが政府の解決策発表を機に、未来志向的な発展方向を本格的に議論できる土台が築かれた」と評価した。
北朝鮮問題については、「高度化している北の核・ミサイル脅威に対応するため、韓米日、韓日の連携が極めて重要であり、今後積極的に協力していくことで一致した」と述べた。
両首脳が相互訪問する「シャトル外交」を再開することでも一致したとして、「今後、形式にとらわれず、必要なら随時会うシャトル外交を通じ、積極的に意思疎通し協力していく」との姿勢を示した。
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