韓国 きょうのニュース(3月17日)
◇尹大統領が韓日の財界関係者に協力促す 世界的課題や新産業で
日本を訪れている韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は17日、東京の経団連会館で開かれた「韓日ビジネスラウンドテーブル」であいさつに立ち、両国の財界関係者に「韓日両国で供給網(サプライチェーン)や気候変動、先端科学技術、経済安全保障などさまざまなグローバルアジェンダに協力しながら対応していこう」と呼び掛けた。中でも「デジタル転換、半導体、バッテリー(電池)、電気自動車(EV)など未来の新産業分野で協力が必要だ」と強調した。
◇尹大統領支持率33% 1ポイント下落
世論調査会社の韓国ギャラップが発表した調査結果によると、尹錫悦大統領の支持率は前週から1ポイント下がり、33%となった。不支持率は2ポイント上昇の60%だった。韓国ギャラップは、政府が徴用被害者への賠償問題の解決策と労働時間制度の見直し案を同じ日(今月6日)に発表したが、尹大統領不支持の理由として労働問題より対日関係と外交を指摘する意見がはるかに多かったと分析した。
◇北が「無人機で主要施設破壊の可能性」 テロの脅威警告=情報機関
情報機関、国家情報院(国情院)はこの日に発刊した冊子で、今年、北朝鮮が無人機による主要施設の破壊や軍事挑発、韓国に対するサイバー攻撃、要人や脱北者の暗殺などさまざまな攻撃を行う可能性があるとの見通しを示した。サイバー攻撃については、ハッキングにより2022年だけで世界の暗号資産(仮想通貨)8000億ウォン(約815億円)を奪ったと推定し、対北朝鮮制裁の長期化による資金難解消のため、今年は暗号資産取引所のハッキングに集中すると予想した。
◇全斗煥元大統領の孫 ライブ配信中に薬物使用し搬送
故全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領一家を巡る疑惑を告発した全氏の孫のチョン・ウウォン氏が、米ニューヨークの自宅でユーチューブのライブ配信中に薬物を使用して錯乱状態に陥り、通報を受けて出動した警察により病院に搬送された。チョン氏の兄によると意識不明の状態だという。チョン氏はSNS(交流サイト)で全元大統領一家の秘密資金や犯罪疑惑を暴露し、波紋を呼んでいた。
◇「すずめの戸締まり」が9日連続興行1位 今週末も独走か
映画振興委員会が発表した集計によると、日本のアニメーション映画「すずめの戸締まり」(新海誠監督)が8日の公開から16日まで9日連続で興行ランキング1位を記録した。16日までの累計観客動員数は約123万8000人となっている。 「すずめの戸締まり」は、韓国で公開された日本映画の歴代興行ランキング1位の記録を塗り替えたアニメーション映画「THE FIRST SLAM DUNK」(9日間で約58万9000人)を上回るペースで観客を集めている。