韓国統一相が22日に訪日 対北朝鮮政策・拉致問題で協力策協議
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2023.03.20 18:01
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は20日、同部の権寧世(クォン・ヨンセ)長官が22~25日に日本外務省の閣僚級招聘(しょうへい)プログラムにより日本を訪問すると発表した。権氏の訪日は就任後初めて。
相星孝一・駐韓日本大使が昨年12月に権氏に招待の意向を伝えたという。統一部長官が外務省の招聘プログラムで訪日するのは今回が初めて。
権氏の訪日は、今月16日に東京で行われた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と岸田文雄首相の首脳会談の成果を再確認するものになるとみられる。
外相や官房長官など日本政府関係者や韓日議員連盟の所属議員との面会、在日同胞との懇談会などを行い、韓国政府の統一・対北朝鮮政策に対する支持を取り付ける計画だ。
統一部は権氏の訪日が「統一・対北政策関連の韓日協力関係を一段階高いレベルに発展させるのに寄与することを期待する」とし、「北に対する認識や現状の共有、拉致被害者問題など、人権問題に対する両国の協力策を協議したい」と説明した。
一方、日本側は北朝鮮による日本人拉致問題に関心を示すと予想される。
野党第1党・立憲民主党の泉健太代表は17日に開いた記者会見で、尹大統領との面会で拉致問題について話し合ったと明らかにした。泉氏によると、尹大統領からは韓国にも拉致被害者がおり、南北離散家族の問題などもあるため一緒に努力しようとの趣旨の発言があったという。
ynhrm@yna.co.kr
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