韓日財務相会談 7年ぶり開催なるか=韓国当局が再開検討
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2023.03.21 08:42
【ソウル聯合ニュース】韓国と日本が首脳会談を機に関係正常化に乗り出し、2016年以降中断されている財務相会談が再開されるか注目される。
韓国の企画財政部は韓日首脳会談を踏まえ、韓日財務相会談の再開を検討している。財務相会談は韓国の企画財政部長官と日本の財務相らが出席し、両国の経済協力などを話し合う枠組みだ。2006年に始まったが、17年の韓国・釜山の日本総領事館前に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」が設置された問題などで両国関係が悪化し、中断されている。
両首脳は16日の会談で金融協力を進めていくことで一致しており、財務当局間の対話チャンネルの再開が優先的に進められる見通しだ。その後、金融分野の具体的な協力策を講じるとみられる。
両国の金融協力は主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)や東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(韓中日)首脳会議など国際会議での連携強化などが挙げられる。関心を集めていた韓日通貨交換(スワップ)協定はすぐには議論のテーブルにのせないとみられる。最近の金融市場などを考慮すれば、急ぐ問題ではないと判断しているようだ。韓日通貨交換は01年、20億ドル(約2600億円)規模で始まり、11年末には700億ドルまで拡大したが、関係悪化により15年に終了した。
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