韓国外交部　北朝鮮寄りの中ロに「建設的役割を期待」

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の任洙ソク（イム・スソク）報道官は２３日の定例記者会見で、中国とロシアの首脳が発表した共同声明で朝鮮半島情勢への懸念を示したことについて、「朝鮮半島の緊張の高まりの責任は全面的に韓国と米国の対話提案を拒否し、核・ミサイル挑発を続ける北にある」として、「北が挑発をやめ、非核化対話に出ることができるよう、中国とロシアの建設的な役割を期待する」と述べた。

　中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は２１日（現地時間）、モスクワでの首脳会談後に発表した共同声明で、朝鮮半島問題と関連し、「米国は北朝鮮の正当かつ合理的な懸念に行動で応じ、対話再開の条件を整えなければならない」として、「（北朝鮮に）制裁と圧力をかけてはならず、対話と交渉だけが朝鮮半島問題解決の唯一の道だ」と強調し、北朝鮮寄りの姿勢を示した。

　一方、外交部当局者は中国がロシアに兵器を供与する可能性などと関連し、記者団に「関連動向を注視している」と述べた。中国がロシアに兵器を支援する場合、同盟国と共に制裁を加えるかどうかに関しては、「国際社会と緊密に意思疎通している」と述べるにとどめた。米国のブリンケン国務長官は２２日（現地時間）、中国がロシアに兵器を提供する場合の対応について、同盟国と協議していると明らかにした。

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