尹大統領 韓中日3カ国首脳会談再開へ改めて意欲=「平和へ努力」
政治
2023.03.28 08:38
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は27日、青瓦台(旧大統領府)迎賓館で開いた在外公館長との夕食会で、韓中日3カ国首脳会談を再開し、域内の平和と発展のため共に努力する考えを強調した。
3カ国首脳会談は2008年12月に初開催され、これまで8回開かれた。だが、徴用賠償問題などを受けた韓国と日本の対立や新型コロナウイルスの影響で2019年12月を最後に行われていない。次回の会談は韓国が議長国を務めるため、早ければ年内の会談再開を推進する意向を示したものとみられる。
夕食会には在韓公館長会議に出席するため帰国した大使や総領事ら166人をはじめ関係閣僚らが出席した。
尹大統領は「今は韓国が複合的な危機を克服できる突破口を見いだすため、すべての外交能力を結集しなければならない時期」とし、在外公館長の役割を強調した。また、韓米同盟の強化や韓日関係の正常化などを取り上げ、「自由の連帯を強化するための外交努力を傾けてきた」と言及。「韓国を代表する営業社員という心構えで輸出前進基地の役割を果たしてほしい」とし、「首脳外交を含むすべての外交的行動が具体的かつ実質的な国益創出につながるよう知恵を出し合ってほしい」と呼びかけた。
在外公館長会議は27日から31日まで開かれる。5年ぶりの対面会議で、今年は「自由・平和・繁栄に寄与するグローバル中枢国家の実現」という政府の国政目標に基づき、輸出拡大のための「セールス外交」に重点を置く予定だ。
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