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初の3600トン級潜水艦起工式 最大10本のSLBM発射管=韓国

記事一覧 2023.03.30 14:32

【ソウル聯合ニュース】韓国防衛事業庁は30日、南部の慶尚南道・巨済にある大宇造船海洋の造船所で3600トン級潜水艦「張保皐3」バッチ2の1番艦の起工式を行ったと発表した。

韓国海軍の潜水艦「島山安昌浩」(国防部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

韓国海軍の潜水艦「島山安昌浩」(国防部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 張保皐3は3000トン級以上の次世代潜水艦の開発事業で、バッチは同じ種類として建造される艦艇を意味する。バッチ1から2、3と進むほど艦艇の性能が改善される。

 韓国独自技術で開発されるバッチ2の3600トン級潜水艦は、韓国軍に引き渡されたバッチ1の1番艦「島山安昌浩」(3000トン級)に比べ船体が大きくなっただけでなく、戦闘システムやソナー(水中音波探知機)の性能が改善されて標的の探知・処理能力が向上し、垂直発射管の数が増えて攻撃能力が強化された。

 水中で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射する垂直発射管の数は公表されていないが、最大10本を搭載するとされ、3000トン級の6本に比べ増加した。

 防衛事業庁によると、バッチ2の潜水艦は浮上して大気を取り込まなくても長期間航行できる非大気依存推進(AIP)システムやリチウム電池、垂直発射装置を搭載し、現存するディーゼル潜水艦のうち最も優れた作戦能力を誇る。

 韓国が世界で2番目に開発したリチウム電池システムにより潜航日数が増えたのに加え、貫通型の潜望鏡と補助推進器を搭載して非常時にも標的の探索や起動が可能になり、隠密性と生存性が強化された。

 また、人工知能(AI)を利用し、装備の状態をリアルタイムで監視するシステムの導入も推進。海上の標的を探知するための航海レーダーやソナーなど、搭載装備の国産化も進める方針だ。

 防衛事業庁は、多くの潜水艦運用国が導入に関心を示していると明らかにした。

 張保皐3バッチ2の1番艦は2025年の進水後、試験評価によって作戦性能を確認し、27年に海軍に引き渡される予定だ。

 中型潜水艦は3000トン、3600トン、4500トンがそれぞれ3隻の計9隻建造される。

ynhrm@yna.co.kr

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