韓国教育団体 日本の教科書検定に「憤り禁じ得ない」=是正求める
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2023.03.30 16:13
【ソウル聯合ニュース】日本政府が戦時中の朝鮮半島出身者の徴兵関連記述の強制性を薄め、独島の領有権主張を強化した小学校教科書の検定結果を公表したことを巡り、韓国の教育団体は30日、遺憾の意を表するとともに是正を求めた。
全国市道教育監協議会はこの日、声明を出し、日本の歴史歪曲(わいきょく)に「憤りを禁じ得ず、直ちに是正することを強く要求する」と表明した。
また、独島に対する領有権の主張を撤回し、朝鮮半島出身者の徴兵の強制性を明確にしなければならないと主張した。
韓国教員団体総連合会も「歴史歪曲は北東アジア繁栄のための韓日協力関係に冷水を浴びせる」とし、検定結果の撤回を求めた。
全国教職員労働組合は「日本は国家という手段を動員し、極右の利益を国益と同一視してためらうことなく歴史を否定している」と指摘した。また、日本の歴史歪曲は国家間の外交の問題だとしながら「国家運営の責任を負う(韓国)政府は何をしているのか。昨今の歴史歪曲も最も大きな権限を持つ現政権の無能さが招いたことだ」と強調した。
教師労働組合連盟も前日に出した声明で、「日本は自らの歴史をありのままに教えて反省し、今後二度と蛮行を犯さないようにしなければならない」と是正を促した。
ynhrm@yna.co.kr