尹大統領 米産業政策で「韓国企業に友好的配慮を」=USTR代表と会談
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2023.03.30 18:33
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は30日、米通商代表部(USTR)のタイ代表とソウルで会談した。尹大統領は米国のインフレ抑制法や半導体投資法などの産業政策により、電気自動車(EV)や半導体分野の韓国企業の不利益が懸念される問題を巡り、「両国が緊密に協議し韓国企業の不確実性が多く解消された点を肯定的に評価する」とし、これらの政策により米国に進出した韓国企業が困難な状況に陥らないよう友好的な方向で配慮してほしいと要請した。大統領室の李度運(イ・ドウン)報道官が記者会見で伝えた。
特に半導体の政府補助金を申請する企業に対し過度なレベルの情報提供が求められることに対し韓国企業が懸念しているとし、これについても米政府の友好的な対応を要請した。
これに対しタイ氏、韓国政府と韓国企業の懸念を真摯(しんし)に受け止めているとし、これらの政策を通じて韓国や米国を含む同盟国が回復力のあるサプライチェーン(供給網)を構築していくことを期待すると応じた。
yugiri@yna.co.kr