韓国の２月ネット通販取引額　旅行・交通が大幅増＝出前は大幅減

【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が３日に発表した「オンラインショッピング動向」によると、２月のインターネット通販の取引額は１６兆９３６９億ウォン（約１兆７２１２億円）で前年同月比７．５％増加した。このうちスマートフォンなどモバイル機器を利用した取引額（１２兆５８９８億ウォン）は７４．３％を占め、前年同月から２．１ポイント下がった。

　ネット通販取引額のうち、オンラインで出前の注文を受けて配達する飲食サービスは２兆１８６億ウォンで１１．５％減少した。減少は昨年７月から８カ月連続。減少幅は統計が改編された２０１７年以降最大となった。新型コロナウイルスの感染防止策「社会的距離の確保」解除の影響で同サービスの取引が減少したためとみられる。

　一方、コロナ禍で抑えられていた旅行需要が高まり、関連サービスの取引額は１年前に比べ２倍以上増えた。

　旅行・交通サービスの取引額は１兆８２７５億ウォンで１３７．４％増加し、１７年以降最大の増加幅を記録した。文化・レジャーサービスの取引額は９７．７％増加した。

　このほか衣類（１１．５％増）、飲料・食料品（８．３％増）の取引額も増加した。

　小売販売額に占めるネット通販取引額の割合は２５．３％だった。

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