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福島汚染水の海洋放出 原子力安全委が検討結果公開へ=韓国

記事一覧 2023.04.26 17:02

【ソウル聯合ニュース】韓国原子力安全委員会は26日、東京電力福島第1原発にたまる処理済み汚染水の海洋放出に関する説明会を開き、科学技術面から客観的に検討した結果を事前に公開する計画を発表した。 

東京電力福島第1原発の汚染水貯蔵タンク(資料写真)=(聯合ニュース)

東京電力福島第1原発の汚染水貯蔵タンク(資料写真)=(聯合ニュース)

 政府は国務調整室が主管するタスクフォース(TF、特別チーム)を設置し、対応に当たっている。

 TFで原子力安全委員会は海洋監視と科学技術面の検討を担っており、韓国原子力安全技術院の検討チームと共に放出計画について全般的に検討していると説明した。

 日本側の資料を基に、汚染水の処理設備である多核種除去設備(ALPS)の性能、海洋放出施設、分析方法、環境評価、海洋モニタリング計画などを調べているという。 

 検討結果は国際原子力機関(IAEA)が作成を進めている汚染水放出計画の最終報告書の公表後に発表される予定だ。

 日本は海洋放出の前提条件として、放出設備の工事完了、日本の原子力規制委員会(NRA)の承認、IAEAの最終報告書公表の三つを挙げている。

 業界によると、最終報告書は早ければ6月末にも公表される見通しで、海洋放出は7月以降になると見込まれる。  

 原子力安全委員会は、検討過程で不十分な点が確認されれば、日本の規制機関の検討過程などに対して異議を申し立てることができると説明した。

 ただ、検討結果を基に日本の海洋放出自体に問題提起を行うかどうかはTFが決定するという。

 IAEAはNRAの規制過程を点検する第5次報告書と汚染水の成分を韓国や米国が検証した第6次報告書を5月中に公開し、これらの報告書を総合して最終報告書を公表する計画だ。

ynhrm@yna.co.kr

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