中国向け輸出　韓国の減少幅が最も大きく＝１～３月期

【ソウル聯合ニュース】韓国の対中輸出額が大幅に減少したことが３０日までに分かった。韓国の輸出主力商品の半導体を中心とした中国向けの輸出減が響いた。減少幅は３割近くとなり、主要国のうち最も大きかった。

　聯合ニュースが中国の税関にあたる海関総署の貿易統計を入手して分析した結果、今年１～３月期の中国の韓国からの輸入額（韓国の対中輸出額）は３８２億ドル（約５兆２０００億円）で、前年同期に比べ２８．２％減少した。減少幅は海関総署が分類する主要２３カ国・地域のうち、最も大きい。

　同期間の中国向け輸出は日本が前年同期比１９．５％減で、米国は半導体などの輸出規制にもかかわらず１．７％減にとどまった。

　韓国の中国向け輸出が大幅に減少したのは半導体の輸出不振が影響したと分析される。

　韓国貿易協会と韓国銀行（中央銀行）によると、１～３月期の韓国の半導体輸出額は前年同期比４０％減少した。半導体の需要と価格の下落が響いた。

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