韓日　ＩＣＴ協議体を閣僚級に格上げへ＝ＡＩなどで協力の見込み

【ソウル聯合ニュース】韓日は先の首脳会談を機にデジタル分野の協力を強化するため、既存の電波分野の局長級協議体を閣僚級に格上げする方針だ。

　情報通信当局によると、韓日は情報通信技術（ＩＣＴ）分野の閣僚級協議体を年末までに設置し、定期的に会合を開くための準備作業を進めている。韓国科学技術情報通信部の朴允圭（パク・ユンギュ）第２次官が今月末に日本を訪れ、情報通信政策を所管する総務省の次官と協議体の準備に関する実務会議を開く予定だ。

　朴氏は聯合ニュースに、協議体で扱う議題は未定だとしながらも、「首脳会談で話し合われた人工知能（ＡＩ）、ソフトウエアなどの分野の協力に関する議論が交わされるだろう」と伝えた。

　韓国政府は、基礎科学に強みを持つ日本とＡＩ、量子、情報通信、サイバーセキュリティーなどの分野で技術交流を進め、両国がグローバルサプライチェーン（供給網）で相乗効果を生み出す方法を模索する見通しだ。また、ＩＣＴ分野で韓国が優位に立つ部分を生かして対日輸出の拡大を図るとみられる。

　朴氏は先に、「日本が技術的に韓国より勝っている部分が多いが、デジタル分野は対等、あるいは韓国が勝る部分がかなりある。互いに助け合う関係に発展していけるだろう」と記者団に語っていた。

　韓日はこのほか、ＩＣＴ分野の共同研究やスタートアップの相互進出などにも取り組む見通しだ。

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