Go to Contents Go to Navigation

3月経常収支 3カ月ぶり黒字2.7億ドル=韓国

記事一覧 2023.05.10 09:36

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が10日発表した国際収支(速報値)によると、3月の経常収支は配当所得の影響で2億7000万ドル(約3650億円)の黒字となった。今年1月(マイナス42億1000万ドル)と2月(マイナス5億2000万ドル)に11年ぶりとなる2カ月連続赤字を記録したが、3カ月ぶりに黒字に転じた。ただ、黒字幅は昨年3月(67億7000万ドル)に比べ大幅に縮小した。

韓国南部の釜山港(資料写真)=(聯合ニュース)

韓国南部の釜山港(資料写真)=(聯合ニュース)

 1~3月期の経常収支は44億6000万ドルの赤字。前年同期(148億8000万ドルの黒字)から大幅に悪化した。

 3月の商品収支(貿易収支に相当)は11億3000万ドルの赤字だった。赤字は6カ月連続。前年同月比で66億9000万ドル急減したが、赤字幅は統計開始以来最大となった1月(マイナス73億2000万ドル)と2月(マイナス13億ドル)に比べ縮小した。

 輸出(564億ドル)は前年同月に比べ12.6%落ち込み、昨年9月に23カ月ぶりに減少に転じてから7カ月連続減となった。世界的な景気減速により、半導体(通関ベースで33.8%減)、化学工業製品(17.3%減)、石油製品(16.6%減)、鉄鋼製品(10.8%減)が振るわず、国・地域別では中国(33.4%減)、東南アジア(23.5%減)、日本(12.2%減)、欧州連合(EU、1.2%減)への輸出が縮小した。 ただ、乗用車の輸出額は前年同月比65.6%増加した。

 輸入(575億2000万ドル)は前年同月比2.5%減少した。ガスや石油製品、原油を中心とする原材料の輸入が10.0%減り、半導体などの資本財(2.4%減)や穀物、家電製品など消費財(1.2%減)の輸入も縮小した。

 サービス収支も19億ドルの赤字を記録した。1億7000万ドルの黒字だった昨年3月から1年で収支が20億8000万ドル減り、赤字に転じた。新型コロナウイルスの水際対策が緩和された影響で、旅行収支の赤字も1年で4億5000万ドルから7億4000万ドルに膨らんだ。

 給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は36億5000万ドルの黒字となった。配当所得収支の黒字(31億5000万ドル)が前年比28億6000万ドル増えたことが影響した。

ynhrm@yna.co.kr

キーワード
注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。