就任１年　尹大統領が記者室訪問「方向誤れば正確な記事で指摘を」

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は就任１年を迎えた１０日、大統領室庁舎内の記者室を訪問してひとりひとりと握手した後、政府の進む方向が悪い場合や進むペースが速すぎたり遅すぎたりした場合には、記者の皆さんが良い指摘や正確な記事で政府をうまく導いてほしいとし、「新しく迎える１年もマスコミが正確に指摘してほしい」と述べた。

　尹大統領は「皆さんが１年間たくさん助けてくださり、われわれ（政府）が国家の発展のために働く上で良い指摘もしてくださったおかげでこの１年は自分なりにうまくできたと思う」とあいさつした。

　また「これまでの１年に感謝し、今後も皆さんが私たちを助けてくださるようお願いする」と伝えた。

　ある記者から、尹大統領へのぶら下がり取材が中止されたが、今後、このように記者団の質問に答えるような場を頻繁に作るのかと問われると、「とにかくがんばって努力する」と述べるにとどめた。

　尹大統領は当初、記者との意思疎通の重要視を強調し、大統領室１階のロビーでぶら下がり取材を行っていたが、大統領室秘書官とＭＢＣテレビの記者が口論になったことを受けて昨年１１月１８日で打ち切られた。

yugiri@yna.co.kr