尹大統領 初の国防革新委=北の核脅威に「第2の創軍を」
政治
2023.05.11 14:29
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は11日、第1回の国防革新委員会を開き、「北(朝鮮)の核の脅威が高度化するなど安全保障環境が急速に変化している」として、「軍の運営体系、ソフトウエア、ハードウエアについて第2の創軍レベルの大々的な変化が必要だ。大々的な変化があってこそ、勝てる戦闘型強軍を作り、国民に信頼を与えることができる」と述べた。
国防革新委員会は昨年12月に制定された大統領令に基づいて新設された大統領直属の委員会で、国政課題である「国防革新基本計画」を審議・調整する役割を担う。大統領が委員長を務める。委員は対北朝鮮強硬派として知られる金寛鎮(キム・グァンジン)元国防部長官らが任命された。尹大統領は金氏を副委員長と紹介した。
尹大統領は国防革新の目標について、「高度化する北の核・ミサイルの脅威に対して圧倒的な対応能力を備え、国内外の戦略環境の変化に適合する効率的な軍構造に転換し、戦って勝てる強軍に変えること」と強調し、「北の核・ミサイルの脅威に対抗し、わが軍の能動的な抑止対応能力を強化しなければならない」と述べた。また、「北の全地域に対する偵察監視と分析能力、目標を正確に打撃できる超精密な高威力打撃能力、複合・多層的な対空防衛能力を忠実に確保しなければならない」とし、「何よりも北の挑発心理を事前に抑制する圧倒的な戦力を保有しなければならない」と指摘した。
そのうえで、「(陸海空の)各軍に分散された戦力能力を統合し、効率的に運営できるよう『戦略司令部』の創設を考えている」と明らかにした。
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