韓日経済人会議 4年ぶりの対面開催=協力強化を確認
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2023.05.16 18:42
【ソウル聯合ニュース】韓国と日本の企業トップらが集まる「韓日・日韓経済人会議」が16日、ソウル市内のホテルで始まった。17日まで。新型コロナウイルス流行の影響でオンライン形式での開催が続いていたが、今年は4年ぶりに対面で開催された。
会議は両国の経済協力の促進などを目的とし、1969年から毎年両国で交互に開かれてきた。4年ぶりに対面で顔を合わせた韓日の財界人は、地政学的リスクが高まるとともに、サプライチェーン(供給網)の再編など変化が起こる中で相乗効果を出すため先端産業分野などで協力することを確認した。
韓日経済協会の金ユン(キム・ユン)会長(三養ホールディングス会長)は開会のあいさつで、韓日両国の課題としてメガ自由貿易協定(FTA)での協力、経済安全保障の強化、第三国への共同進出、主要鉱物資源とエネルギーの確保などを挙げた。
韓国経営者総協会の孫京植(ソン・ギョンシク)会長は演説で、両国の政府と財界が力を合わせなければならないと強調。「半導体、人工知能(AI)、ロボット、バイオなどでの先端分野で(韓日が)投資・技術協力を拡大すればグローバル市場で大きなメリットとなる」と述べた。
孫氏はK-POPや韓国で旋風を巻き起こしている日本のアニメ映画などにも触れ、未来世代の交流の大切さを説いたほか、2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致成功に向け日本の支持を呼び掛けた。
日韓経済協会の佐々木幹夫会長は、両国を取り巻く地域情勢や国際情勢が厳しくなればなるほど協力の必要性が増すとし、共通課題が多い両国が連携し、補完し合えばウィンウィンの関係を構築できる公算が大きいと述べた。
sarangni@yna.co.kr