韓国 きょうのニュース(5月17日)
◇ソウルの地下鉄料金 下半期の値上げ幅半減へ
ソウル市は、今年下半期の地下鉄初乗り運賃の値上げ幅を当初予定の300ウォン(約30円)から150ウォンに縮小することを検討している。ソウル交通公社の社長に内定している白虎(ペク・ホ)氏は17日、ソウル市議会の人事聴聞会で「4月に300ウォン値上げする計画だったが、物価上昇による国民の負担などを理由に先送りされた」として、「これを分割して今年下半期に150ウォン値上げする計画を立てたと承知している」と述べた。
◇「仮想通貨」疑惑で離党の議員 懲戒巡り与野党が攻防
与野党は国会倫理特別委員会で、巨額の暗号資産(仮想通貨)を保有していた問題で最大野党「共に民主党」を離党した金南局(キム・ナムグク)議員(無所属)に対する懲戒を巡って攻防を繰り広げた。与党「国民の力」は、特別委傘下の倫理審査諮問委員会への回付手続きを省略し、直ちに懲戒手続きに着手することを主張したが、共に民主党は手続きを順守しなければならないと反発した。国民の力は8日に金議員に対する懲戒案を提出しており、共に民主党も17日中に懲戒案を出す方針だ。
◇カナダ首相が国会で演説「北朝鮮の人権改善へ努力」
韓国を訪れているカナダのトルドー首相は国会で演説し、「カナダと韓国が(北朝鮮の人権状況改善を)先導しなければならない」として、韓国と協力して北朝鮮の人権状況を改善できるよう努めると表明した。韓国とカナダの国交樹立60周年を迎えて韓国を公式訪問したトルドー氏は、韓国が非核化、平和、繁栄の朝鮮半島となるために傾けている努力を支持するとして、北朝鮮に対話と外交の場に戻るよう促した。
◇尹大統領「力による現状変更に断固対応」
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はソウル市内で開かれたカンファレンスに出席し、「世界的な危機と挑戦課題の解決に共に努力するどころか、力による現状変更と核などのWMD(大量破壊兵器)による脅迫を行う残念な勢力もある」として、「国際法と国際規範に明らかに違反する試みには国際社会が力を合わせて断固として対応し、共同で国際法と規範を実現しなければならない」と強調した。
◇韓国国産ロケット 24日の3回目打ち上げへ準備着々
韓国が独自開発した初の国産ロケット「ヌリ」は3回目の打ち上げを1週間後の24日に控え、1段目から3段目までの総組み立てを終えて打ち上げのための完全な形を整えた。事業主体の韓国航空宇宙研究院は「これまでのところ問題なく進んでいる」とし、「今週末まで作業すれば打ち上げ準備が終わることになる」と説明した。