韓豪首脳が会談　国防・防衛産業分野の協力拡大など協議

【広島聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は１９日、先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）が開幕した日本の広島でオーストラリアのアルバニージー首相と会談した。

　大統領室によると、両首脳は会談で、相互補完的な経済構造を持つ両国が未来先端産業の発展に欠かせない主要鉱物資源の交易を安定的に維持していかなければならないとの意見で一致した。グローバル供給網（サプライチェーン）の安定に向けた協力を続けるとともに、両国が自由の価値を共有する国として域内の平和拡大に向けてさらに緊密に協力することで合意した。

　尹大統領は「政府のインド太平洋戦略を履行するうえで、似たような立場にあるオーストラリアと戦略的な意思疎通をさらに強化していきたい」と述べた。

　アルバニージー首相は「韓日関係を改善し、インド太平洋地域の域内の平和と繁栄を先導する尹大統領のリーダーシップを評価する」と応じた。

　会談では国防・防衛産業分野での協力拡大についても協議が行われた。

　アルバニージー首相は、来週予定されているオーストラリア国防相の訪韓を機に防衛産業分野での両国の協力拡大に向けた方策が具体化し、両国が共に参加する域内軍事訓練の回数が増えることを希望すると述べた。

　両首脳は北朝鮮の前例のない挑発がインド太平洋地域だけでなく国際社会全体の平和と繁栄を深刻に脅かすとの認識の下、緊密に協力していくことを確認した。

　続いて、尹大統領はベトナムのファム・ミン・チン首相とも会談した。

hjc@yna.co.kr