ウクライナに支援可能な非殺傷装備 韓国政府が選定に着手
政治
2023.05.22 11:43
【ソウル聯合ニュース】韓国政府が、ロシアの侵攻を受けるウクライナが要請した非殺傷装備のリストから支援可能な品目を選び出すための実務検討に入った。
政府関係者は22日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせ前日に広島で開いた首脳会談で議論した非殺傷装備の支援問題に関し、国防部など関係官庁を中心に実務検討に着手したと伝えた。
尹大統領は、会談でゼレンスキー大統領から非殺傷装備の支援に関するリストを受け取ったことを明らかにしていた。
ウクライナは地雷除去装備、緊急搬送車両、装甲救急車、移動型X線装置、防空レーダーなどを韓国政府に要請したとされる。
地雷除去装備については、陸軍が用いる障害物開拓戦車(K600)や携帯用の新型地雷探知機(PRS20K)などを提供する可能性が高いという。
障害物開拓戦車は戦車の前面に地雷除去用の鋤(すき)や掘削アームを取り付けたもので、地雷や障害物を除去して機動路を確保する。地雷に磁気を発して除去する装置も備えており、5メートル先に埋められた地雷を見つけられる。
また、韓国の技術で開発した新型地雷探知機は地中レーダー技術を用いて金属地雷だけでなく非金属地雷も探知できる。
tnak51@yna.co.kr
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