尹大統領がＥＵ首脳と会談　関係強化など意見交換

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は２２日、ソウル・竜山の大統領室で欧州連合（ＥＵ）のミシェル大統領、フォンデアライエン欧州委員長の両氏と首脳会談を行い、ＥＵは韓国にとって３大貿易相手の一つで、韓国への投資では最大のパートナーであり、自由、人権、法治の普遍的価値を共有する大切なパートナーだと伝えた。

　両氏は日本の広島市で先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）に出席した後、尹大統領と会談するため来韓した。尹大統領は会談でＥＵの両首脳が同時に韓国を訪れるのは１１年ぶりで、これは韓国とのパートナーシップ強化に対するＥＵの意思を示すものと評価した。

　また韓国とＥＵの協力が先端技術、グローバル安全保障、気候変動など世界的な問題に拡大しているとし、「２０１０年に戦略的パートナー関係を結んでから、実質的な協力を強化している」と強調した。

　これに対しミシェル氏は「両者の協力をデジタル時代に合わせてさらに拡大できるだろう」と応じた。

　また韓国とＥＵの関係について、基本協定、自由貿易協定（ＦＴＡ）、ＥＵの危機管理活動への韓国の参加と関連した協定の３大協定が強固な基盤になっていると指摘した。そのうえで「われわれが共に活動することで目標に向けさらに一歩進むことができるだろう」と述べた。

　フォンデアライエン氏は「韓国はわれわれにとって非常に重要なパートナーであり、Ｇ７の重要なパートナー」とし「Ｇ７首脳会議で国際規範を基にした秩序の守護を改めて確認した」と話した。

yugiri@yna.co.kr