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ワシントンでの韓米日首脳会談 「遠くない時期に開催」=韓国外相 

政治 2023.06.09 08:16

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は8日、聯合ニュースのインタビューに応じ、先月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)で合意した米ワシントンでの韓米日首脳会談開催の時期について「具体的な時期は決まっていない」としながらも、そう遠くない時期に行われるだろうとの見方を示した。具体的な事項は今後協議を続ける予定だとしたうえで「決まった時期はないが、各国の事情を考慮しながら協議が進められるとみられる」と述べた。

インタビューを受ける朴振長官=8日、ソウル(聯合ニュース)

インタビューを受ける朴振長官=8日、ソウル(聯合ニュース)

 韓米日首脳会談で拡大抑止に関する3カ国協議体について協議が行われる可能性については「韓米間の核協議グループ(NCG)が定着すれば、その次は日本との協力関係についても協議が可能」と説明した。先にNCGの機能を安定させ活性化させることに重点を置いているとし、「北の核・ミサイルという共通の脅威に対しより効果的に対応するために、今後必要であれば日本など域内の友好国との協力も排除していない」と述べた。NCGの定着を優先するとの立場を改めて示すとともに、日本が参加する3カ国の拡大抑止を巡る協力の可能性も開かれているとの意味と受け止められる。

 また、朴氏は韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)が正常化され、安全保障分野での日本との協力が着実に行われているとし、先のアジア安全保障会議(シャングリラ会合)の期間中に開かれた李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官と浜田靖一防衛相の会談で、自衛隊哨戒機へのレーダー照射問題をめぐり再発防止に向けて未来志向的な協力を強化することで一致したことも、こうした変化を象徴的に示すものだと説明した。

 今後の韓日間の安保協力については「わが国の安保状況に応じて協議を続けていく。日増しに高度化する北の核・ミサイルの脅威に対応するため、どのような協力が必要かについて虚心坦懐(たんかい)に対話を行っていく」と述べた。

 東京電力福島第1原発の処理済み汚染水問題については「政府は(視察団の)現場視察の結果はもちろん質疑書の交換、日本側との協議などを通じて把握した内容を詳しく分析し、総合的な安全性評価の結果を発表する」とし、「安全性に関する検討の結果、もし問題があれば日本側に提起し、十分な協議を行う」と強調した。

 一方、中国との関係については、韓中が高官級交流や意思疎通の重要性について共感しているとしたうえで、戦略的な意思疎通が重要だとの考えを示した。「緊密な疎通と協議を通じて多様なレベルでの交流が再開されるよう努力していく」との方針を明らかにした。

 来月インドネシアで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)外相会議に合わせた韓中外相会談の開催を検討しているかとの質問には「会う機会があるとみている。まだ具体的な協議が行われていない」と答えた。

 ARF外相会議に北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が出席するかどうかに対する国際的な関心も高まっている。朴氏は「もし北との対話の機会があれば、(韓国政府が掲げる北朝鮮非核化ロードマップの)『大胆な構想』に基づき非核化を進展させるための方策について虚心坦懐に論議したい」と語った。

 最近の北朝鮮の動向については、3月末に駐北朝鮮中国大使が着任したことや北朝鮮が先ごろ国際スポーツ大会参加を申請したことに触れ「国際舞台に復帰する動きを見せている」との見方を示した。ただ、北朝鮮が新型コロナウイルスの防疫、経済難、社会統制などさまざまな要素を考慮しながら人的交流再開の時期を決めるとみられるとし「全面的な人的交流再開の時期を予想するのは難しい」と述べた。

 また「政府は関連動向を注視している」とし、北朝鮮との対話に開かれた立場であることを改めて示した。 

hjc@yna.co.kr

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