NAVERの時価総額 1カ月で約4千億円消失=生成AIへの懸念で
IT・科学
2023.09.06 10:38
【ソウル聯合ニュース】韓国インターネットサービス大手のNAVER(ネイバー)の時価総額が金利上昇や生成AI(人工知能)の性能に対する懸念で、1カ月の間に3兆7000億ウォン(約4000億円)減少したことが6日、分かった。
韓国取引所によると、5日時点のNAVERの時価総額は34兆7000億ウォンで、今年最高を記録した先月7日の38兆4000億ウォンから3兆7000億ウォン減少した。株価も同じ期間に9.5%下落した。時価総額は年初の29兆4000億ウォンから先月は38兆ウォン台に増加したが、再び減少に転じた。
専門家はNAVERの時価総額が1カ月で4兆ウォン近く消失した要因として、世界的な金利上昇の流れ、生成AI「HyperCLOVA X(ハイパークローバエックス)」の性能に対する懸念を挙げた。
NAVERは先月24日にHyperCLOVA Xを公開したが、アクセスが集中したためエラーが発生するなど一時的にサービスが円滑ではなかった。
NAVERの株価は先月24日に6.2%上昇したが、翌25日は7.8%下落した。IBK投資証券のアナリストは「先月は世界市場で金利が上昇し、NAVERなどテック企業にとって不利な要因となったのに加え、HyperCLOVA Xの公開当日にアクセス関連のエラーで性能に対する懸念が浮上し株価が下落した」と説明した。
hjc@yna.co.kr