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平壌―ウラジオストク定期便 近く運航再開=ロシア閣僚

北朝鮮 2023.09.18 16:01

【ウラジオストク聯合ニュース】ロシアのインタファクス通信は18日(現地時間)、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)のロシア訪問期間中に両国が、北朝鮮の首都平壌とロシア極東ウラジオストクを結ぶ空の便の運航再開を話し合ったと報じた。コズロフ天然資源環境相の交流サイト(SNS)投稿として伝えながら、北朝鮮とロシアが観光や文化、教育などの交流協力に向け定期便運航再開などの議論を続ける方針だとした。

会談するロシアのコズロフ天然資源環境相(右端)と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

会談するロシアのコズロフ天然資源環境相(右端)と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、金正恩国務委員長(中央)が前日にウラジオストクを訪問したと報じた。右はロシアのショイグ国防相=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、金正恩国務委員長(中央)が前日にウラジオストクを訪問したと報じた。右はロシアのショイグ国防相=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 同通信によると、コズロフ氏はテレグラムのアカウントで、空の便の必要性に言及しながら「ロシア運輸省の職員は航空機運航が再開されるよう努力を尽くした。近いうちに(定期便運航が)完全に実現するだろう」と述べた。

 平壌―ウラジオストク線は北朝鮮とロシア間の唯一の航空路線で、北朝鮮の高麗航空が週2往復で運航していたが、北朝鮮は2020年2月、新型コロナウイルス対策として運航を休止した。

 それから3年半後の先月、高麗航空はロシアに旅客機を2回飛ばした。これは観光客輸送ではなく、北朝鮮の国境封鎖によりロシアから戻れずにいた北朝鮮住民を帰還させる目的だったとされる。

 コズロフ氏はまた、金正恩氏のロシア訪問を機に、ロシアの北朝鮮留学生受け入れ拡大や文化交流の活性化などに対しても意見が交わされたと伝えた。ロシアに留学中の北朝鮮学生は100人以上で、このうち約40人がウラジオストク沖のルースキー島にある極東連邦大に在籍中だ。金正恩氏は帰国直前の17日に同大を訪れ、北朝鮮留学生を激励している。

 北朝鮮とロシアは今回の首脳会談で取り上げられた交流・協力策を体系的に議論するため、11月に北朝鮮で政府間委員会を開く予定だ。

 金正恩氏のロシア訪問は19年4月以来、約4年5カ月ぶりだった。専用列車で今月12日にロシア極東に到着し、17日まで滞在した。ボストーチヌイ宇宙基地でロシアのプーチン大統領と会談したほか、戦闘機生産工場の視察やロシア海軍太平洋艦隊の訪問など、主に軍事分野協力を模索する日程をこなした。

 首脳会談の詳しい内容は明かされていない。西側は、北朝鮮がロシアから人工衛星などに関する先端技術の移転を受ける見返りに、ロシアに武器を提供することを話し合ったとみている。

mgk1202@yna.co.kr

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