尹大統領 米NY到着後6時間で6カ国首脳と会談
【ニューヨーク聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は国連総会出席のため米ニューヨークを訪問した18日から各国首脳と個別に会談し、尹政権が目指す2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致への支持を訴えた。
尹大統領はニューヨークに到着してからわずか6時間で6カ国の首脳と会談するという前例のないタイトなスケジュールをこなした。会談は約20分ずつ行った。
最初の会談相手はスリランカのラニル・ウィクラマシンハ大統領で、30年万博の釜山誘致への支持を要請したほか、両国が長期的なパートナーシップを目標に協力していくことに期待を示した。両首脳による会談は初めて。
また、サンマリノのアレッサンドロ・スカラーノ、アデレ・トンニーニ両執政と会談し、観光交流の活性化を推進する意向を示した。サンマリノは人口約3万3000人の小国だが、博覧会国際事務局(BIE)加盟国で、万博開催地を決める投票権を持っている。
尹大統領はブルンジのエバリステ・ヌダイシミエ大統領とも会談した。両国の首脳会談は1991年の国交樹立後初めて。尹大統領はアフリカとの経済協力拡大に向けた韓国政府の取り組みを説明し、来年に韓国で初開催される韓国・アフリカ首脳会議への出席を要請した。
チェコのペトル・パベル大統領とは朝鮮半島問題やウクライナ戦争などで連携を強化することで一致した。パベル大統領は韓日関係の正常化に取り組んでいる尹大統領のリーダーシップを高く評価した。
デンマークのメッテ・フレデリクセン首相との首脳会談では環境問題などで連携を強化することを確認。モンテネグロのヤコブ・ミラトビッチ大統領とはエネルギーなど経済協力について議論した。両国の首脳会談は2006年の国交樹立以来初めてとなる。
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