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石油・ガスの自主開発比率 韓国は10.5%で日本の4分の1

経済 2023.09.19 21:05

【ソウル聯合ニュース】石油・ガスの韓国国内における開発と韓国企業が海外で権益をもつ割合を合わせた自主開発比率が2015年の15.5%を頂点に減少を続け、昨年は10.5%を記録したことが19日、分かった。

鄭雲天議員(資料写真)=(聯合ニュース)

鄭雲天議員(資料写真)=(聯合ニュース)

 国会産業通商資源中小ベンチャー企業委員会に所属する与党「国民の力」の鄭雲天(チョン・ウンチョン)議員が産業通商資源部から提出を受けた資料によると、韓国の石油・ガスの自主開発比率は15年の15.5%から21年には10.7%となり、昨年は10.5%に下がった。

 資源の自主開発比率は、数値が高いほどその資源を安定的に確保していることを意味する。

 日本は2015年の27%から21年には40.1%まで上昇した。

 鄭氏は「韓国と日本の石油とガスの自主開発比率が2015年から6年で4倍近く差が広がった」とし、「日本は当初2030年までに40%を達成する計画だったが、10年前倒しで目標を達成した」と説明した。

 鉱物の自主開発比率も日本に比べて低い水準であることが分かった。

 6種の主要鉱物資源(有煙炭、ウラン、鉄、銅、亜鉛、ニッケル)のうち、ウランは韓国0%、日本47.1%、鉄は韓国43.4%、日本95.3%、銅は韓国10%、日本108.8%、亜鉛は韓国19.4%、日本94.4%で、有煙炭とニッケルを除いた4資源は日本との差が大きかった。

 一方、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は、文在寅(ムン・ジェイン)前政権で年平均866億ウォン(約96億円)程度だった海外における資源開発予算を今年は2441億ウォンに増額し、来年度政府案には3234億ウォンに増額した。

 鄭氏は日本の関連予算は韓国の100倍程度で、中国も今年上半期だけで12兆ウォン以上を鉱物資源の開発に投じていると紹介。そのうえで、「尹政権が目標にしている民間主導の海外資源開発を活性化するためには韓国に先立ち2000年代初めから民間主導モデルを構築し開発比率を高めている日本の事例を参考にする必要がある」と指摘した。

yugiri@yna.co.kr

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