韓国政府がロシア大使呼び出し　北との軍事協力中止求める

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の張虎鎮（チャン・ホジン）第１次官は１９日、クリク駐韓ロシア大使を外交部に呼び出し、北朝鮮との軍事協力の動きを直ちに中止し、国連安全保障理事会の決議を順守するよう強く求めた。外交部が伝えた。

　張氏は「安保理の対北制裁決議を採択した常任理事国であり、核不拡散体制の創設を主導した当事国の一つであるロシアは責任を持って行動しなければならない」と指摘した。

　また「政府は安保理決議に違反し、韓国の安保を重大に脅かすいかなる行為に対しても国際社会と協力し、明確な代償が伴うよう強力に対処していく」とし、「そのような行為は韓ロ関係にも非常に否定的な影響を及ぼす」などと強調した。

　クリク氏は本国に正確に報告すると述べたという。

　北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）とロシアのプーチン大統領が１３日に首脳会談を行ったことを受け、韓国政府は、北朝鮮とロシアの軍事協力が現実化すれば、韓ロ関係にも非常に否定的な影響を及ぼすことになるとする強い警告のメッセージを出している。

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