韓国 けさのニュース(9月20日)
◇韓国水力原子力の原発輸出巡る訴訟棄却 ウエスチングハウスが控訴へ
米原発大手ウエスチングハウスは19日(現地時間)、韓国独自開発の原発輸出を阻止しようと韓国水力原子力(韓水原)を相手取った訴訟で米ワシントンの連邦地方裁判所が訴えを却下したことを受け、控訴する意向を示した。ウエスチングハウスは昨年10月、韓水原がポーランドやチェコなどに輸出しようとする韓国型原発が、米国の原子力エネルギー革新・近代化法が輸出規制対象と定める同社の技術を活用したと主張し、米政府の許可無しには輸出できなくするよう求める訴訟を起こしていた。
◇最大野党代表の逮捕同意案と首相の解任建議案 きょう国会で報告
国会は20日、本会議を開いて最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する逮捕同意案と韓悳洙(ハン・ドクス)首相の解任建議案について報告を受ける。また、与党「国民の力」の尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表が本会議で交渉団体代表演説を行う。李氏の逮捕同意案と韓氏の解任建議案は21日の本会議で採決されることが事実上確定した。
◇慰安婦支援団体の前理事長 きょう控訴審判決
ソウル高裁は20日午前、旧日本軍の慰安婦被害者を支援する市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」への寄付金を私的に流用した罪などに問われ、一審で罰金刑を言い渡された同団体前理事長の尹美香(ユン・ミヒャン)国会議員(無所属)の控訴審判決を言い渡す。尹氏は先月23日、控訴審の最終意見陳述で「30年間私的な利益を得ようとしたことはない」として無罪を主張したが、検察は尹氏に対し懲役5年を求刑した。現職国会議員に対し犯罪の内容にかかわらず禁錮以上の刑(執行猶予を含む)が確定すれば、国会法と公職選挙法により失職することになる。