ロシア軍用機が韓国領空を侵犯 軍が警告射撃(7月23日)
2019.07.23 14:56 replay time01:51
≪中国機も防空識別圏進入≫
ロシアの軍用機が23日午前、独島付近の韓国領空を2回にわたり侵犯した。韓国軍は戦闘機を出動させ、ロシア機に向けて警告射撃を行った。
朝鮮半島東側・東海上の韓国防空識別圏(KADIZ)に進入したロシアの軍用機1機が午前9時9分に独島付近の領空を侵犯した。ロシアの軍用機が韓国の領空を侵犯したのは初めて。
ロシア機1機は午前9時9分に独島付近の領空を侵犯し、韓国空軍は警告射撃などの措置を取った。同機は9時12分に領空を出た。
続けて、ロシア機1機が9時33分に領空を再び侵犯し、韓国空軍機が再度警告射撃を行うと9時37分に領空を出て北上した。
ロシア機の領空侵犯に先立ち、中国の軍用機2機と別のロシアの軍用機2機が同日朝にKADIZに進入した。
中国の軍用機2機は済州島の南の岩礁、離於島付近からKADIZに進入し、東海の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)の北方でロシアの軍用機2機と合流。中国とロシアの軍用機計4機が同時にKADIZに進入し、9時4分ごろ抜けた。
韓国国防部と外交部はこの日午後、中国とロシアの大使館関係者を呼び、事前通知なくKADIZに進入したり、領空を侵犯したりしたことについて厳重に抗議する。
(2019年7月23日、聯合ニュース)