韓国の新規コロナ感染者 8週ぶり2日連続300人台(1月19日)
2021.01.19 19:36 replay time01:48
≪検査数減少の影響も≫
韓国の中央防疫対策本部は19日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から386人増え、累計7万3115人になったと発表した。
1日当たりの新規感染者数は前日(389人)に比べ3人少なく、2日連続で300人台にとどまった。1日当たりの新規感染者数は先月下旬に1200人台に達したが、今月に入り徐々に減り始めた。2日連続で新規感染者が300人台後半になるのは感染拡大の「第3波」が本格化し始めた昨年11月末以来、8週ぶり。
ただ、全般的な感染者の減少傾向に加え休日の影響もあったとみられる。週末や休日は平日に比べ検査件数が減るが、その影響は週の前半まで続くため、再び感染者が増える恐れがある。
新たな感染者386人の内訳は市中感染が351人、海外からの入国者の感染が35人だった。
市中感染者を地域別にみると、京畿道が128人、ソウル市が95人、仁川市が18人で首都圏が241人を占めた。首都圏以外では釜山市が17人、江原道が16人、大邱市が15人、慶尚南道が11人、慶尚北道が8人、光州市と大田市、忠清南道がそれぞれ7人、全羅南道が6人、蔚山市と忠清北道がそれぞれ5人、世宗市が3人、全羅北道が2人、済州道が1人だった。
一方、新たに完治して隔離を解除された人は745人増え、計5万9468人になった。隔離中の人は1万2364人で、このうち重篤・重症患者は335人。
死者は前日から19人増えて計1283人となった。
個人間の接触を介した感染が散発的に発生しているため、防疫当局は注意を呼び掛けている。
ここ1週間の感染者のうち、人と人との接触による感染が45%を占めており、日常生活での感染が広がる可能性が常にある。
(2021年1月19日、聯合ニュース)