詩人・金芝河氏が永眠 韓国民主化運動の象徴(5月11日)
2022.05.11 15:45 replay time00:36
≪享年81歳≫
「灼けつく渇きで」「五賊」などの作品で知られる1970年代の韓国民主化運動を象徴する詩人、金芝河(キム・ジハ)氏が永眠した。
葬儀は家族葬で執り行われ、11日の出棺には遺族や文化芸術関係者らが付き添った。
金氏の妻で、作家の故朴景利(パク・キョンリ)氏の娘、故金玲珠(キム・ヨンジュ)氏が眠る江原道原州市に埋葬される。
金氏は8日、同市の自宅で死去した。享年81歳。10年ほど前から闘病していた。
同氏は朴正熙(パク・チョンヒ)政権下の70年に特権層を批判する風刺詩「五賊」を発表して投獄された。74年、民主化運動の関係者が多数逮捕された「民青学連事件」で死刑判決を受けたが、後に無期懲役に減刑、釈放された。独裁に抵抗した民主化の象徴として知られている。
(2022年5月11日、聯合ニュース)