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≪徴用問題巡り踏み込んだ議論≫

 韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は19日午後(日本時間20日午前)、訪問先の米ニューヨークで林芳正外相と約50分間会談した。同地で開かれる国連総会に合わせ、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と岸田文雄首相の首脳会談が調整されるなか開催した外相会談について、朴氏は「韓日関係の改善に向け、双方が誠意をもって努力することにした」と説明した。

 会談は友好的な雰囲気の中で行われ、両国関係の最大の懸案となっている日本による植民地時代の徴用被害者への賠償問題を巡り踏み込んだ意見交換が行われたようだ。

 朴氏は韓国政府が官民協議会を開いて検討した民間による賠償金の財源づくりを含む解決策を林氏に説明。徴用被害者の意見も伝えた。

 韓国の外交当局者は「朴長官が被害者の意見を直接聞いた事例を紹介するとともに国内の各界の意見を具体的に伝達し、誠意ある呼応を求めた」と明らかにした。

 日本側は真摯(しんし)な態度で応じたという。外交当局者は「今後もさまざまな機会に両国の外交当局の対話と協議を続けていくことで改めて一致した」とし、「日本側も関係改善の必要性に共感を示しているため協力を望んでいると表明した」と伝えた。

 林氏は尹大統領が光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)記念式典での演説や就任100日の記者会見で韓日関係改善の意思を示したことについて歓迎の意を示したという。

 会談では徴用問題のほか、北朝鮮の核問題や韓米日の安全保障協力、両国の人的交流活性化などについて議論した。日本側は北朝鮮による拉致被害者問題への韓国政府の関心を求めた。

 (2022年9月20日、聯合ニュース)

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