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≪大統領室は関与否定≫

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が8日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)から贈られて飼っていた豊山犬の雌雄各1匹を政府に返還した。

 文氏側は南東部・大邱の動物病院で2匹を大統領記録館に引き渡した。記録館は健康状態などを確認するため2匹を動物病院に入院させた。

 文氏側は飼育予算に関する施行令改正がなされていないと大統領室に不満を表明した。大統領室は施行令改正に向け関係部署で協議を進めていると説明。返還の決定は大統領室とは無関係だとしている。

 文前大統領は2018年9月の南北首脳会談後、正恩氏から北朝鮮で天然記念物に指定されている豊山犬を贈られた。国家元首として受け取った豊山犬は法律上、大統領記録物に分類されるため、退任時にはこれらを管理する大統領記録館に移管するのが原則だが、大統領記録館には動植物を管理・飼育する施設がなく、動物福祉の観点からもこれまでの飼い主と暮らすことが望ましいとの判断から、退任前に文前大統領に預ける協約が結ばれた。この協約には政府が飼育や管理に必要な物品や費用を予算の範囲内で支給できるとの内容が含まれていたが、この協約を実施するためには施行令改正が必要だ。

 (2022年11月9日、聯合ニュース)

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