韓国政府が物流ストの制裁着手 業務開始命令違反で初の告発(12月8日)
2022.12.08 08:24 replay time00:37
≪セメント輸送車の運転手1人を告発≫
韓国でトラック運転手らが行っている全国規模のストライキを巡り、政府が業務開始命令に応じないセメント輸送車の運転手1人を警察に告発し、自治体に行政処分を要請した。業務開始命令違反に対する初の制裁事例となる。
ストは労働組合の全国組織、全国民主労働組合総連盟(民主労総)の公共運輸労組貨物連帯本部が先月24日から行っている。政府は同29日、物流の停滞を受けセメント業界の運送拒否者に業務開始命令を出した。
国土交通部は7日、運送開始の有無を調べたところ、1人が正当な理由なく命令を拒んでいることが確認され、関係機関に告発するとともに行政処分を要請したと明らかにした。
同部の調査の結果、業務開始命令の対象となった運転手778人のうち475人は運送を再開した。そのほかの40人は、業務復帰の意向があることを確認した。
(2022年12月8日、聯合ニュース)