徴用被害者への叙勲ストップ 韓国外交部「手続き上の問題」(12月9日)
2022.12.09 09:42 replay time00:37
≪韓日協議への影響懸念か≫
韓国の国家人権委員会が日本による植民地時代の徴用被害者である梁錦徳(ヤン・クムドク)さんを叙勲対象者に推薦したことを巡り、外交部が「事前協議が必要だ」としてストップをかけていたことについて、同部当局者は8日、叙勲に反対したのではなく手続き上の問題を指摘したものであり、叙勲法に基づいた協議手続きが必要という意見を提示したにすぎないと説明した。
国家人権委員会は9日に開催される「2022年人権の日」記念式で徴用被害者の権利回復運動に寄与したとして、梁さんへの国民勲章授与を推進した。だが外交部が「関係官庁による事前協議が必要」としたため、今週開催された閣議の議題に上らず、9日の式典での授与は難しくなった。
徴用被害者の支援団体などは、徴用問題を巡る韓日協議への影響を懸念してストップをかけたと批判している。
(2022年12月9日、聯合ニュース)