北朝鮮軍による射殺事件 遺族が文前大統領を告訴(12月15日)
2022.12.15 10:45 replay time00:40
≪「隠蔽とねつ造の最高責任者」≫
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前政権期に黄海上で起きた北朝鮮軍による韓国男性公務員の射殺事件を巡り、男性の遺族が文前大統領を職務放棄や虚偽公文書作成などの容疑で告訴した。
14日にソウル中央地検に告訴状を提出した被害者の兄は「隠蔽(いんぺい)とねつ造の最高責任者は文前大統領」として捜査の実施を求めた。
遺族は文氏が事件の報告を受けた後も救助を指示せずに職務を放棄するとともに、男性が自らの意思で北朝鮮に渡ったとする海洋警察の捜査結果の発表を最終承認したと主張している。
海洋水産部所属の公務員だった男性は2020年9月、北朝鮮に近い韓国北西部の小延坪島付近で漁業指導船乗船中に行方不明となり、翌日に北朝鮮側海域で北朝鮮軍に射殺された。
(2022年12月15日、聯合ニュース)