北朝鮮の党機関紙も短距離弾発射を報道 住民の結束狙う?(2月21日)
2023.02.21 10:51 replay time00:36
≪「韓米訓練に対抗」≫
北朝鮮の内部向けメディアである朝鮮労働党機関紙の労働新聞は21日、朝鮮人民軍が前日に口径600ミリの超大型放射砲(多連装ロケット砲)の射撃訓練を実施したと伝えた。北朝鮮は20日朝、西部の平安南道・粛川から朝鮮半島東の東海に向けて2発の短距離弾道ミサイル(SRBM)を発射している。
同紙は「朝鮮人民軍の西部戦線長距離砲兵部隊の放射砲兵区分隊が20日朝、放射砲射撃訓練を実施した」と報じ、韓米の軍事訓練に対抗するものだと伝えた。
北朝鮮が対外メディアに続いて内部向けメディアでも発射を報じたのは、食料難などで国民が苦しむ中、外部の脅威へ関心をそらして内部の結束を固める狙いとの分析が出ている。
(2023年2月21日、聯合ニュース)