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映像

≪「過去克服しなければならない」≫

 韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は21日の閣議を異例の生中継で23分間放映した。先週の韓日首脳会談の意味を説き、反発する国民を説得するためとみられる。

 尹大統領は「存在すら不透明になった韓日関係の正常化を悩んできた。出口のない迷路に閉じ込められた気分だった」と振り返りながら、米中の戦略的競争、グローバルサプライチェーンの危機のなかで傍観することはできなかったと力説。「韓日関係も過去を克服しなければならない」と呼び掛けた。

 そのうえで「昨今の厳しい国際情勢を後回しにし、私まで敵対的な民族主義と反日感情を刺激し、国内政治に活用しようとすることは、大統領としての責務を放棄することだと考えた」と説明した。

 尹大統領は「日本はすでに数十回にわたって歴史問題について反省と謝罪を表明した」とし、首脳会談でも日本が1998年に発表された「金大中・小渕共同宣言(韓日パートナーシップ宣言)」など歴代内閣の歴史認識を引き継ぐと表明したことを強調した。

 また韓日関係の正常化が国民には新たな自負心を、企業には大きな恩恵をもたらすとしたうえで「何よりも未来の世代にとって大きな希望と機会になる」と訴えた。

 尹大統領は「韓国が先行して(両国関係の)障害を取り除いていけば、きっと日本も応じる」と期待を示し、「日本を『ホワイトリスト』(優遇対象国)に復帰させるため必要な法的手続きを取るよう、きょう産業通商資源部長官に指示する」と明らかにした。

 (2023年3月21日、聯合ニュース)

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